LDの友達や同僚への接し方は?
基本は特性を理解すること
学習障害(LD)は、知的遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するといった学習能力のうち1つ以上の能力を習得するのが困難な状態です。学校の友達や職場の同僚で学習障害の人がいる場合は、まずその人の特性を理解していください。どのようなことが苦手なのか、どのようなことが得意なのかをよくみましょう。
苦手なことは攻めない
学習障害だからといって、特別視して特別過保護にする必要はありませんが、苦手なことに対してはせめすぎないようにしましょう。学習障害の人ができないときは、やる気の問題とは関係ありません。頑張ってできるのであればLDとは診断されません。どうしてもできないのです。ですので、「やる気がないの?」「がんばれ」「そのうちできる」といった根拠のないことは言わないようにしましょう。また、「なぜあなただけできないの?」といった比較を促すこともやめましょう。
学習障害の人は誤解や無理解に苦しむ人も多いです。そのようなことが続くと、心が傷つき、自尊心が低くなり、集団で生活しにくくなります。友達として、同僚としては、よい所も悪い所も受け止められるようにして、学習障害の人と素直に話し合える間柄をつくっていきましょう。
友達として
学習障害(LD)の人が友達にいるからといって、友達としてそれほど特別な対応が必要なわけではありません。誰でも不安や孤独はあります。そんな思いを話し合えるような関係を作っていきましょう。特性を理解して、辛いときはお互いに励まし合い、何かを達成すれば喜びあう、そんな友情関係をもつことができれば素晴らしいことです。
ただ、本人が苦手なことで困っており、協力を求めているときは、あたたかく協力してあげましょう。友人関係を作ることが苦手などであれば本人次第で積極的に友達を紹介してあげることもできます。勉強のことで悩んでいれば一緒にどうすればうまくいくか考えたり、気分転換に他の得意な活動を行ったりするのもよいでしょう。障害を理由にしてあらゆることを妥協しすぎているようであれば優しく注意してあげるのも友達の役割の一つかもしれません。
「あなたは私にとって大切な存在ですよ」とわかるように暖かく意思表示することによって、その人も救われます。友達としては、援助のことなどを難しく考えず、特性を受け入れながら長く付き合っていける関係を保ちましょう。
職場での理解
職場では、学習障害があると、「メモがとれない」「マニュアルがよめない」あどといった本人がどうしようもない問題にぶちあたります。同僚としては、苦手なことができるように工夫してあげたり、本人が求めていれば手伝ったりするとよいでしょう。学習障害の人が素直に職場の人に相談、支援を求められるような環境づくりが大切です。
とくに職場で気をつけたいことは、上司が指示を明確にすること、本人に伝わりやすい手段で伝えることです。そして、本人ができているかどうかをチェックしてあげるとよいでしょう。適度に評価を与えることも大切です。おだやかに、できていないところ、やってほしくないことを伝えましょう。もちろんできたときはほめて上げましょう。
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